ワインの小話⑦ローヌ地方のワインについて(南ローヌ)

みなさん

こんにちは

久しぶりの投稿となり、恐縮です。

今日は「ローヌ地方の南部地域」に関してご紹介していきたいと思います。

 

前回まで北部地域をご紹介させていただきましたが、その際に「北緯45°を境に、南は栽培されるブドウの数が飛躍的に増える」

とご紹介させていただいたと思います。

今日はまさにその南部(Meridional)をご紹介させていただきます。

※メリディオナルと読みますが、発音はもう少し複雑です。

 

南部(Meridional)



さて、南部(Meridional)地域ですが、ローヌ川を中心として、地中海に向けて末広がりの三角形のようなイメージで広がる、フランスでも大きな産地です。

中心都市としては、とても歴史がある「アヴィニオン」があります。



このアヴィニオンは、ローヌ地方のワインを語るうえで外せない都市です。

アヴィニオンのすぐ北側に「Chateauneuf de Pape」※シャトーヌフ・デュ・パプという超有名なAOCがあるのですが、これに関しては次回個別でご紹介させていただきますので、本日は「Chateauneuf de Pape」以外の南部を見ていきたいと思います。

 

さて、前置きが大分長くなってしまいましたが、具体的に南部(Meridional)を見ていきましょう。

主要ブドウ品種

・基本的にグルナッシュ主体です。

この地域は、栽培が認定されているブドウ品種がすごい多いです。

そのため、全部を見ていくときりがありません。

ですから、何となくこの地域は「グルナッシュ主体」という認識で大丈夫です。

グルナッシュは比較的ソフトな口当たりで、しっかりとした酸味が特徴になります。

そのため、タンニンは柔らかめのニュアンスです。

そのため、ブレンドをしてもその魅力を失うことなく、非常にいい調和をもたらします。

※因みにこの地域では、赤も白も様々なブドウ品種でをブレンドすることが一般的に行われています。

(赤ワインと白ワインは混ぜてはいけませんよ!)

 

グルナッシュの特徴と言えば、暖かな地域でよくみられるブドウですので、当分の高いブドウが収穫できます。

そのため、傾向としてアルコールが高めのワインが多くなります。

また、比較的早熟なブドウと言われていますので、早飲みにも適した品種と言えます。

この品種は寒さや病気には弱いのですが、暑さや乾燥にはとても強く荒れた土地でもよく育ちます。

そのため、地中海沿岸の地域や、スペイン等で多く栽培されています。

 

ローヌ川の右岸と左岸のAOC

前回北部地域では、ローヌ川の右岸にブドウ産地が集中しているという話をご紹介させていただきました。

これは東向きの斜面で日照量がとても大切だからという解説をさせていただいたかと思います。

※要するに、緯度が高いと寒いから日光をいっぱい浴びないとブドウが熟さないってことです。

 

では南部地域では?

当然南に行けば暖かな気候になってきますので、ブドウも熟しやすい環境になります。

つまり、東向きや南向きの斜面という環境にこだわる必要があまりない。ということになります。

結果、南部地域では、ローヌ川の右岸には主要なAOCは少ないのです。

 



 

Tavel(フランス3大ロゼワインの一つです)

よくタベル・ロゼという愛称で親しまれている、フランス3大ロゼワインの産地です。

因みにロゼのみのAOCです。

ボディがしっかりと感じられる力強いロゼ・ワインです。

Lirac

赤・白・ロゼが認められたAOCです。

あまり日本では輸入されていないワインです。

(ほとんどフランス国内やEU圏で消費されています)

 

右岸の主要AOCはこの2つなのですが左岸はどうでしょう。

 

いくつかあるのですが、主要なものをご紹介します。

(赤ワインのみ認定されたAOC)

Beaumes de Venis

Vinsobres

Rasteau

この3つのAOCは比較的新しいAOCですので、あまり皆様の印象にはないかもしれませんが、注目のAOCです。

 

(赤ワイン・白ワインが認定されたAOC)

Chateauneuf de Pape※これは次回に詳しくご紹介します

Cairanne

このケランヌに関しましては、2016年に新しく単独で認定されたAOCです。

 

(赤ワイン・ロゼワインが認定されたAOC)

Gigondas

グルナッシュ主体のしっかりとした赤ワインが有名なAOCですが、ロゼも若干あります。

漫画「神の雫」でも取り上げられたこともあり、ひょっとしたらお耳にした方もいるのではないでしょうか?

 

(赤ワイン・白ワイン・ロゼワインが認定されたAOC)

Vacqueyras

カタカナで表記するとヴァケラスとなるのですが、こちらも発音が微妙で難しいです。

 

さて、実は南ローヌではV・D・N(ヴァン・ドゥ・ナチュレ)と言われるカテゴリーのワインでも有名な産地です。

これは製造過程が少し特徴のあるワインで、別の回に他地域の同じカテゴリーのワインと一緒にご紹介させていただきたいと思いますので、どうぞお楽しみに。

 

南部は廉価なものから、高価なものまで幅広く造られている地域ですので、飽きずに楽しめると思います。

(比較的ハズレも少ないと思います)

是非飲んでみてください。

 

それでは次回まで失礼いたします。

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