ワインの小話⑤ロワール地方その3

皆様

こんにちは

いつもブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

今日もワインのちょっとした小話にお付き合いいただければ幸いです。

 

トゥーレーヌ地区とサントル・ニヴェルネ地区

今日もロワール地方のワインについて少しご紹介していきたいと思います。

先回はこの地方の有名なチーズについてご紹介いたしましたが、今回は有名なAOCのご紹介を中心に進めていこうと思います。

 



トゥーレーヌ地区

主なブドウ品種は2つです。

白ブドウでは「シュナン・ブラン」※別名「ピノ・ド・ラ・ロワール」

黒ブドウでは「カベルネ・フラン」※別名「ブルトン」

ここロワール地方では、シノニムと呼ばれる、ブドウの別名がよく使われます。

そのため、現地ではシノニムの方が一般的に使われていたりします。

例えば、前にご紹介しましたペイ・ナンテ地区のミュスカデというブドウ品種は「ムロン・ド・ブルゴーニュ」というシノニムがありますが、現地ではそちらの方が一般的な呼び名として浸透しています。

※写真はシュナン・ブランです。

実はこの2つのブドウ品種以外にもいくつかの品種が栽培されています。

例えば、黒ブドウの「グロロー」(あんまり聞いたことないですよね)や「ガメイ」「カベルネ・ソービニィヨン」などがあります。

また、白ブドウでは「ソービニィヨン・ブラン」も栽培されています。

が、あんまり多くはないので、一般的には上記した2品種を中心に意識していけばいいと思います。

※このあたりの地域から、海洋性気候と大陸性気候が入り混じってきます。

 

主要なAOC

それでは主要なAOCを見ていきたいと思います。

白ワイン:ヴーヴレ

このヴーヴレは実は非常に特徴がございまして、この地域の気候を利用して「甘口・辛口・貴腐・発泡性・弱発泡性」まで幅広い白ワインを生産しています。

品種は「シュナン・ブラン」です。

日本では主に「セック」と言われる辛口が多くみられると思いますが、たまに「モワルー」と表示された甘口(貴腐も含めて)も見かけることがあります。(ご興味のある方は探してみてはいかがですか・・・?)

この他に「ヴーヴレ・ムス―」(瓶内二次発酵)などの発泡性ワインや、「ヴーヴレ・ペティヤン」などの弱発泡性ワインもございます。

(ちなみに私はこの仕事に携わるまでは見たことも聞いたこともありませんでした・・・。お恥ずかしい・・・。)

 

シノン

赤・白・ロゼワイン:シノン

赤・ロゼワインは「カベルネ・フラン」を主体として、白ワインは「シュナン・ブラン」を主体としてつくられます。



シノンは、世界遺産にも登録されている有名なシノン城があるところですね。

ここは、赤・白・ロゼワインが生産されていますが、中心となるのは赤ワインです。

各造り手によって味わいの違いがみられますので、一概には言い切れませんが、比較的ミディアムボディですかね。

そのため、少し涼しいところに保管しておいて、赤ワインとしては少し冷え気味で飲むのがいいのではないでしょうか。

渋みも強くないので、和食にも相性がいいワインだと思います。

※地元リヨンでは豚肉料理とよく一緒に飲まれているとのことです。(豚バラ肉のコンフィとか・・・。)

 

シノンのライバル!

ロワールの赤ワインの中で確固たる地位を築いているシノンですが、実はライバル関係にある産地があるのです。

それが「ブルグイユ」です。

赤・ロゼワイン:ブルグイユ

主なブドウ品種は「カベルネ・フラン」です。

ブルグイユは、ロワール川を挟んで対岸のシノンと人気を二分する赤とロゼワインの産地として有名です。

環境や土壌もシノンとしていることから、ライバル関係にあります。(イメージです)

ブルグイユのお隣には「サン・ニコラ・ド・ブルグイユ」という赤・ロゼワインを生み出すAOCがあります。

こちらもシノンとしのぎを削るライバル関係(イメージです)で、高品質な赤・ロゼワインを生産しています。

 

オーガニックな環境でブドウを栽培する「シュベルニーとクール・シュベルニー」

赤・ロゼワイン:ピノ・ノワールとガメイ主体 白ワイン:ソーヴィニオン・ブラン主体

シュベルニーは原料となるブドウ栽培に、殺虫剤や化学肥料を使わない「ビオ・ロジック農法」や「ビオ・ディナミ農法」が積極的に採用されています。

(ビオワインに関しましてはまた後日・・・)

このシュベルニーは赤・白・ロゼワインが生産されています。

また、シュベルニーに隣接して、「クール・シュベルニー」というAOCが存在するのですが、ここが非常に珍しいブドウを栽培していることで有名です。「ロモランタン」という品種です。

この品種はここでしか栽培されていないといっても過言ではないとっても珍しい白ワイン用品種です。

(※若干酸が強めな印象でしょうか・・・。)

 

サントル・ニヴェルネ地区

ここからガラッとブドウ品種が変わります。

白ワインは「ソーヴィニオン・ブラン」



赤・ロゼワインは「ピノ・ノワール」



 

主要AOC

赤・白・ロゼワインを生産する「サンセール」

3色のワインを生産しますが、「ソーヴニオン・ブラン」から生まれる、さわやかな辛口白ワインが有名です。

 

サンセールのライバル!

「ピュイィ・フュメ」

こちらも「ソーヴニオン・ブラン」から生まれる、さわやかな辛口白ワインが有名ですが、川を挟んで対岸にあるサンセールの白ワインとライバル関係にあります。(イメージです)

 

あれ?

こんな話さっき聞きませんでした?

そう!テューレーヌ地区の時にご紹介した「シノンとブルグイユ、サン・ニコラ・ド・ブルグイユ」との関係性と似ています!

それぞれ、近隣畑やAOCと切磋琢磨して品質の向上に努めているのですね。

 

それでは次回までしばらくお別れです。

ご覧いただきありがとうございました。

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